今日のテーマは、自己実現。
初めてでも簡単に自己実現を可能にする「5つのステップ」について解説します!
風の時代の自己実現とは!?
なぜこのテーマが大事かと言うと、いま時代がどんどんと変わっているからなんです。時代が変わってきているということは、価値観も変わっています。
スピリチュアル界では、「風の時代」に入ったと言われています。
今までは「土の時代」でしたから、「土」から「風」に変わっています。
土というイメージからは、「どっしりしている」、あるいは「安定」、「変わらない」、そこに根を張ることで、大きな木が育ってくるようなイメージがあると思います。
反対に「風」と言われると、本当に吹いていて目にも見えないですし、ものすごい速さで通り抜けていきます。また、軽いですし、すぐに方向性を変えるといった特徴もあると思います。
こうした風の時代に入ってきて、今まで土の時代にあった「権威」とか、そうしたものがどんどんと変わってるのが現代ではないでしょうか。
このような時代の変化の中で、いままで「決まったレール」とされていたことや、「これが人としていい方向」というものや、これが「出世するコースだ」と言われていたものが、急速に多様化していると言えます。
土の時代は、決まったレールに乗っかっていれば良かったけれども、風の時代は、自分で決める時代になってきていると言えます。
これまでは、周りが言っていることや、みんながいいと思っている方向に流れていったら良い方向に進んでいくと思えたかもしれません。
けれども今、そうした社会がどんどんと変わってきています。
ある意味でこれは、自分次第で変わっていける時代ですし、逆にそうしないと人生を一歩進めることができない時代に入ってきていると感じています。
そのため今日は、自分の人生や自分の未来を「自分で決める」という方向で、自己実現の5つのステップをご紹介していきたいと思います。
あなたにとっての自己実現とは?
まず、自己実現とは何かということですが、これは自分の考えていることや理想を現実にすることです。
「こうした夢を叶えたい」という願いです。
これはもっと言うと、現在の自分というのは過去の自分が考えてきたことや、願ってきたこと、または考えてこなかったことや、願ってこなかったことも含めて今の状態がある、ということでもあります。
これは非常に深いところです。ある意味みんなが今、「自己実現している状態」なんです。
けれども今日お伝えする自己実現というのは、「もっと積極的になりたい自分」や、「こうしたものを現実化したい」と言った時に、どのようなステップを踏んでいけば良いのかというお話に絞りたいと思います。
例えば私の場合、10代の頃に「何歳でこうなっていたい」と具体的に、明確に自分の願望を書いたことがあります。
そしてそれが、ほとんど1年の誤差もなく実現しました。
その間ずっとそれを思い描いていたというわけではないのに、やはり1度ガツンと潜在意識に入り、そうなってるのが当然だという、委ねているような状態になると、知らない間にそういう方向に進んでいくことを実感したエピソードです。
また20代前半ぐらいで社長になりたいと言っていた友人が、その4年後に、ひょんなことから会社をいきなり受け継いで社長になり、その会社を大きくしている、ということもありました。
もしその時にこうなりたいと思わなかったら、その方向には進んでいないわけで、やはり思ったことや、思わなかったことが実現してると言えると思います。
目標は人それぞれですが、思ったことが現実化していて、思わなかったことは現実化していないのです。
それでは以上のことを前置きとして、自己実現をもたらす5つのステップをご紹介したいと思いますまず。
自己実現をもたらす5つのステップ
1)目標を明確にする
1つ目のステップは、「自分はこうしたい」というものをはっきり決めるということです。
ポイントは、「はっきり」というところです。
「自分は何々になりたい」、「自分は何々をしたい」ということを明確にして、固有名詞まで具体的に分かる形で決めるということです。
そしてその時には、大体の目標達成の年月も入れておくと良いと思います。
「自分は何年後にこうなりたい」、「また何歳の時にはこうなっていたい」ということを明確に自分に指示出しする思いで決めるということですね。
私が10代の頃になんとなく書いたのは、たった紙一枚です。
しかし、「自分の方向を自分で決めたい」と思っていました。「こうなりたい」というのが明確だったのです。
ただし、そこに変な力みを入れず、なんとなくふわっとした気持ちで、こうなっていたらいいなと思い、書いて忘れた状態になっていました。
ですからまず1つ目は、「自分はこうしたい」というものをはっきりと決めるということです。
2)時間がかかることを許してあげる
そして2つ目のステップは、「時間がかかることを許可する」ことです。自己実現が進んでいくには時間がかかります。これを許してあげることです。
私たちは、ついつい「今すぐこうなりたい」と思ってしまいがちですけれども、こうなると焦りが出てしまいすよね。
自己実現がその方向に向かっていくために大切なポイントは、「焦らない」ということです。このチャンネルではよく潜在意識の話もしていますが、潜在意識は本音の部分であって、その本音の部分が現実化してくるのです。
それではなぜ焦るのかを考えてみましょう。それはもしかしたら、「現実化しないに違いない」と思っているのではないでしょうか?
また、「ここまでに実現しないと困る」と強烈に思い、結果的に否定の想念が潜在意識にメインで入ってしまってることが多いからなんですね。
それが先ほどのポイントでもお話しした、「委ねる」ということで、これが「時間を許可する」、「時間がかかることを許す」という気持ちです。
焦るということは、「実現しない恐怖」がそこにあるわけで、それが現実化してしまうのです。
ですから、潜在意識を動かして自己実現をもたらしていくためには、この「焦り」というものは禁物なのです。
先ほど、「大体の年月を書くと良い」といったのは、そのためでもあります。
「明日までにこうなって欲しい」という気持ちもありますが、それは願望というよりも、「やるべきこと」になります。To Doになってくると思います。
会社経営などをしていると、本当に資金繰りなども大変で、うつ状態になる時があるかもしれません。
そうした時に例えば、「明日までにいくらお金が引きせられます」と自己実現しようとしても、なかなかそうはなりません。
それを、「なぜ自己実現できないんだ」と思って焦ってしまうと、どんどんと苦しくなってきます。
その時にやるべきことは、資金調達の努力であったりするわけですね。
To Doのやるべきことをしていかないといけない時もあるということです。
時間を許可するとは、例えば「来年にはこうなっていたいな」とか、「半年先、また10年後とか30年後には、このような状態になっていてほしいな」、「自分の周りがこうなっていて欲しいな」など、そういう理想の状態をはっきりと決めて、時間を待ってあげることが大事です。
このことをよく、「願いを解き放つ」という言い方もしますけれども、潜在意識が働けるように、「意識の余白」を作ってあげてください。
3)どんどん、行動する
そして3つ目のステップは、夢が近づく行動を積み重ねるということです。
やはり自己実現を進めていくためには、これが重要です。
なぜ重要かと言うと、当然、「原因行為」というものがあって「結果」がもたらされるわけですが、それだけではなく、その努力という行為を通して、「自分自身が結果に近づいている」というサインを潜在意識に送り続けていくことになるからです。
そして、自分の向かっている方向性を肯定することができるからなんです。
この、理想実現が近づく行動を積み重ねる時には、「その状態になっている自分だとしたらどう行動するか」という観点から、日々の行動を見直してみるということが大事になります。
例えば、先ほどの社長になりたい人が、何にもせずにブラブラしていたかというと、そういうわけではありません。
やはり、本当に努力していたのを知っています。勉強もたくさんしていました。
余談ですが、こうした自己実現や引き寄せがまうまくいった場合に、「いきなりこうなったんだ」という方も中にはいらっしゃいますが、そういう努力をしていなさそうな人も、影で実は努力しています。本当にストイックに生活をされていたりします。
前述の社長になりたいと言っていた方は、自分の夢を宣言した時に、自分が社長だったらこういうことをするだろうという観点から、いろいろなことを判断し始めたそうです。
もうすでにマインドが社長の状態になってるわけですね。
そういう彼の態度や器を見て、前の社長が、赤の他人でもあるその彼に、社長を引き継がせたということもありました。
以上が3番つ目のステップです。
4)人を巻き込む
そして4つ目のステップは、「人を巻き込む」ということです。
自己実現というと、自分の夢を実現させていくので、自分の中で完結するかと思いきや、やはりそれだけではもったいないです。
また実際に自己実現をしていく際には、多くの人によって引っ張ってもらうことも、とても大きな力になります。
「こうしたい」と思っていた時に、上の人が引っ張ってくれたり、夢を手助けできる人が来てくれたり、実は自己実現をしていくと多くの人が逆に巻き込まれてきたり、動かされてくるものです。
「人の力は借りない」と思ってしまうと逆に、人が寄ってこれなくなってしまいますので、自分の夢が実現される可能性の扉を、いつでもオープンにしておくことが大事であると思います。
人の力を借りるということは、実はとても大事です。
その時に特に大事なのは、自分の自己実現の願望は、人が応援してくれる願望かどうかというのをチェックすることも大事です。
それは自分を客観的に見ることでも分かりますし、誰かがその願いを持っていたとしたら、自分は応援したくなるかどうかを考えてみるとよく分かります。
この人は今、こういう願いを持っているけれども、協力したいかどうかについては、人はよく見ているものです。
「ちょっとまだかな」とか、「こういう面が足りないな」とか、反対に「この人は絶対そういう風になるべきだ」と思われるような願いなのかどうか、ここでまたチェックが入ります。
そして、そうなろうと努力することで、潜在意識はますます変わっていきます。
また人の力を借りる際には、「コミュニケーション力」も必要です。
これは、相手から見て自分はどう見えているかや、自分の言葉や態度、立ち振る舞いが側から見たらどう映っているかなど、客観的にみる力が大事です。
こうした目を養っていくことでコミュニケーション力も高まっていきます。
そうなるためには、マインドフルネス瞑想もおすめです。
マインドフルネス瞑想は、自分自身を客観的に見つめてみる訓練にもなりますので、多様な目で自分を見つめなすことができます。
是非このチャンネルの誘導瞑想もご活用ください。
5)言葉の力を使う
そして最後の5つ目のステップは、「言葉の力」を使うということです。
「このように自己実現をしたい」という方向を描いたら、それを言葉にすることです。
私自身も、願望が実現した時には、明確に文字で書きました。
言葉にすることで、まず第1段階で、頭にあることや、心の奥底にある願いが、目の前にまず現れます。
言葉で願望を定義していくことで、願望が明確になっていくわけです。そして言葉にすることによって、目標の方向性をいつも意識することができるのです。
また、深い意識に入ってくるきっかけになり、意識が行動に転化していきます。
これが潜在意識や無意識の力です。
普段何気なくとっている行動や言葉、人生の選択なども、ほとんどが無意識で行っていることが多いと思います。
自分はこの方向に向かうし、自分はそうなるべきだという言葉を深く自分の中に浸透させることで、その方向に向かっていくことができます。
その際にお勧めなのが、アファメーションという方法です。
アファメーションは「肯定する」という意味を名詞化したもので、「自分の願望を肯定する」という意味です。
その肯定する言葉を、繰り返し自分自身に浸透させることです。
これもこのチャンネルで配信していますので、是非ご活用いただければと思います。
まとめ
さて今日は、自己実現をもたらすステップとして、「自分はこうしたい」というものをはっきりと決めることの大事さをお伝えしました。
そして、「時間がかかることを許可」し、「願望に近づく行動を積み重ね」、「人を巻き込」み、「言葉の力を使う」というステップをご紹介しました。
是非、これらのステップを踏んで、なりたい自分や願望を引き寄せていきましょう!