マインドフルネス思考

幸せの見つけ方〜幸せな人生を送る7つのポイント〜

今日のテーマは、「幸せの見つけ方」。

幸せな人生を送る7つのポイントについて、お話ししたいと思います。

人は誰しも幸せになりたいと願うものです。

また、「今の幸せを壊したくない」、あるいは、「もう少し幸せを感じられる人生を送りたい」など、幸せを巡って、さまざまな願いを持っているのではないでしょうか?

今日は、そうしたすべての人に共通する、「幸せな人生の送り方」を7つのポイントに絞って紹介したいと思います。

幸せの定義って?

まず前提として、幸せの定義とは何でしょうか?

それはある意味、人の数だけ幸せの定義というものがあると言えます。

善悪の判断を除くとすれば、自分がいま、安全でいられることが幸せだったり、人とつながっていることに幸せを感じる方もいらっしゃいます。

生活に不自由をしないのが幸せという方や、人から認められる幸せなど、いろいろな幸せがあります。

幸せの定義はこうでなければならないというのはありません。

そう思ってしまうと逆に、その時点で他人軸で幸せを考えてしまうので、そうではなく、まず自分にとっての幸せを考えてみることが大事です。

人がこれを持つと幸せになると言ってたから、自分もそれを求めてみるとか、それを持ってないあなたは不幸なんだとか、こうした他人の価値観を一旦振り払ってみましょう。

幸せの定義は人それぞれです。

自分にとっての幸せがある。そうした自分軸の幸せの定義というものを見つけていただければと思います。

幸せな人の習慣や考え方 7つのポイント

それでは早速、幸せな人の習慣や考え方を7つご紹介したいと思います。

①「幸せな人は、自分が幸せなことを知っている」

まず一つ目は、「幸せな人は、自分が幸せなことを知っている」ということです。

これは当たり前といえば当たり前ですが、とても大事なことです。

幸せというものは、私たちが感じる主観です。ですから、幸せな出来事があったとしても、私たちがそれを幸せと認識していなかったら、ある意味それは存在しないことになってしまいます。

実は、私たちは目の前の幸せに気付いていないことがほとんどではないでしょうか。

見方を変えれば、とても幸せな出来事が、私たちの何かメガネやフィルターがかかって、その時むしゃくしゃしていたから、とてもお礼を言えるような状態ではなかったり、いつも何かに忙しいので、毎日ある幸せに気づけていなかったり。

こんなことはたくさんあります。

さらに極論を言えば、いま例えば、自分が不幸感覚があったとしたら、その不幸くらべをしたら、やはり上には上がいるものです。

凄まじい人生を送っている方も現在ただいまたくさんいらっしゃいます。

日本だけではなく、世界中見渡してみれば、比べたらキリがありません。

人との比較では自分の幸福への感覚の大きさというものが本当の意味で把握できないものです。

そのように周りと比べて求めればキリがないものです。

ですからまず、自分がいま、幸せである理由を見つけてみること。

「いま、あなたは幸せですよ」と言われてその理由を3つ見つけてくださいと言われたら、何をあげるでしょうか?

身の回りにある小さなささやかな幸せでも発見していくことで、自分が幸せだという認識が生まれてきます。

②幸せな人は、小さな幸せを見つけるのが上手

2つ目は、幸せな人は小さな幸せを見つけるのが上手いということです。

いつも幸せな人は、嫌なことよりも幸せなことを意識しています。

繰り返しになりますが、不幸という感情は主観なので、同じ出来事があったとしても幸せと認識したら幸せになりますし、不幸だと認識したら不幸が生まれます。

幸せな人は、そのうちいつも幸せな方向に意識を向けて、幸せなことを考えるようにしています。

しかもそれがすごく小さいことでも同じです。

人間の心理学では、一つネガティブなことがあったら、ポジティブなことが3つないとバランスが取れず、元に戻らないようになっているとも言われています。

何か今日嫌なことがあったり、いま嫌なことに心が支配されていたら、頑張って「今日起きた幸せを3つ考えてみよう」と思ってあげてみてください。

例えば、こんなことでも良いのです。

「花壇に花が咲いていて綺麗だった」。あるいは、「夕飯に食材をぴったり使い切った」とか、「ゴミを投げたらちゃんと入った」とか何でも良いのです。

ちょっと良かったことや、ちょっと嬉しかったことをはじめとして、「今日も体が動いた」とか、「今日も太陽の光を浴びることができた」などの気づいていない幸せに目を向けることも大切。

あるいは、いつもそばにいる家族や恋人、友人など、普段は何も感じていなかったかもしれない当然の存在も、そばにいることが本当にありがたいと思えることもあるのではないでしょうか。

ぜひ今日起きた小さな出来事の中から、幸せを見つけていくことを訓練してみてください。

長い人生の中で苦しみや失敗や不幸よりも、努力して幸せをちょっとでも多く発見できることが、幸せな人の習慣や考え方になっていきます。

③幸せな人は、自分でできる範囲で生きている

3つ目は、幸せな人は自分でコントロールできる範囲で生きているということです。

私たちの安定した心や幸せが崩されるのは、大抵が外部要因です。人の言葉やニュース、SNSなど、色々な外部要因から私たちの心が揺れ動き、不安が生まれて不幸感覚を持つようになります。

ただ自分の幸福を、いつも外部用に頼りきっていると、これがさらに揺れ動くことになります。

何かいいことがあったら幸せで、何か良いことをしてもらったら幸せと感じるなど、「こうしてもらえたら自分は幸せになる」と思っていると、自分の幸福を自分でコントロールできる状態ではなく、外部要因に主導権を渡している状態です。

自分が乗っていて自分が運転している車にもかかわらず、ハンドルだけ他の人に委ねているような状態です。

これだとなかなか怖くて運転もできないと思います。

逆に自分ができる範囲をしっかり認識して、それ以上のことは思い悩まない。また一線を引くなど、上手に距離感を作ることも大切です。

幸せな人はまた、人との距離感のバランスを取るのが非常に上手です。

中にはどこまでも親切にしてあげたい時もあるかもしれませんが、やりすぎると、苦しみが生まれてくることもあります。

幸せな人は、幸福を自分でコントロールできる範囲で生きています。

その中で自己実現を目指す人は、コントロールできる範囲を大きくしていくのです。

④幸せな人は、会話をコントロールしている

そして4番目は、幸せな人は会話を上手にコントロールしているということです。

私たちの感情は会話でかなり左右されています。今日話した内容や、今日聞いた内容は、その時大きく反応していなくても、どこかに残っていたりします。

またお互いに疑心暗鬼が膨れ上がってしまって、気づけばマイナス感情が生まれている会話をしていることもあります。

ついついネガティブなものとか批判、嫉妬など同調しやすいところがあるので、気をつける必要があります。

会話の中でも何か良いことがあったとか、良いことを話す習慣を作ると、気分が全然変わってきます。

相手がネガティブな会話を切り出して、自分のネガティブなところが引きそうになっても、ぐっとこらえて話題を変えたりしてみることです。

このように会話を上手にコントロールして、自分の感情を害さないし、相手の感情も害さない。そんな言葉を使っていくことが、幸せを作り出していく人になります。

会話をする際、言葉を出す前に一呼吸を置くことも、とても有効です。

感情のままに言葉を出すのではなく、この言葉を出すことで不幸を生み出すのか、幸せを作り出すのか、何があっても今言わなければならないことなのか、そうした状況を考える時間を一瞬でも持つことができたら、会話を上手にコントロールし始めることができます。

この自分の言葉をコントロールしているというのが、自分にとってどうなるかというと、自分に自信が持てるようになります。

自分の精神状態や心理状態が不安定なのは、自分の中にある言葉がコントロールできないことが一因です。

それが感情がコントロールできないことと非常に大きな相関関係があります。

感情があって、その感情が言葉に変わっくるので、その出口である言葉を制することができた、コントロールすることができたというのは、自分の感情も同じようにコントロールできるような自信につながります。

そして自分の幸せな状態を維持させることができるようになっていくのです。

⑤幸せな人は、ワクワクを大事にしている

そして5つ目は、幸せな人は夢や目標、願望など、自分がワクワクする体験をイメージしているということです。

冒頭に幸せの定義は人それぞれということをあげましたが、幸せでいたいという感情や、幸せをキープしたい、あるいは何か別な新しい幸せを手に入れたいというものまで、求める度合いがあります。

そのうち今よりちょっと上の幸せを感じるためには、今の現状を抜け出していく必要があるという意味で、非日常を味わうことが大事です。

それは今までの自分の人生が、この方向に進んでいてその角度で進んでいたところが、さらにちょっと上向きになるという意味で、今進んでいる方向からふわっと上に抜け出すような感覚を持つことが、今以上の幸せを実感することになっていきます。

その意味で、夢とか目標や願望、自分がこうしたことをしたらワクワクするなという体験をいつもイメージして、自分の向かっていく方向や角度から、ちょっと上に向けることが必要です。

「これから良くなる」、「これから良いことがある」、自分は良い方向に向かっていくと思うと、とてもポジティブになることができて気持ちが変わってきます。

また何か新しい経験に対して心を開いていることも大切です。

これからもっと良くなっていくとしたら、そこには新しい自分が待っていますし、自分の新しい1ページが開けていきます。

その真っ白なページの中にあなたの夢や目標、願望が色とりどりに描かれていきます。

そうした新しいことに心を開くということも、とても大切です。

⑥幸せな人は、生活にリズムがある

さらに6番目は、幸せな人は生活にリズムがあるということです。

これは、規則正しい生活を送っているとも言えますが、もう少し深い意味も入っています。

これは生活に何らかの良い習慣やパターンがあることです。

例えば運動したり朝活したり、夜は有意義な何かをしたり、健康のために何かの工夫をしたりと、いろいろなリズムがあります。

幸せと言うと、宝くじに当たるようなイメージで今日何か自分にとって大きな奇跡が起きることが幸せだと思ってしまいがちです。

しかし、大きな幸せを引き寄せる前にも、幸せになる人には生活にリズムがあり、良い習慣を作っていることが多くあります。

ある意味で、そうした人は自分の時間をコントロールしているということでもあります。

人生は思っているよりも短いものです。

時間もエネルギーも何かに吸われて、ネガティブになってしまうよりも、有意義な一瞬一瞬を積み重ねていくべきです。

そうしたリズムを作っていく中に、思っていたよりも大きな幸せを得られるようになっていきます。

その生活のリズムとは、積極的なゆとりとか休みであっても、とても有意義なことです。

自分のための時間を定期的に確保する良い習慣を、生活のリズムに変えていくことが6番目のポイントです。

⑦幸せな人は、信頼関係を作るのが上手

そして最後の7番目は、幸せな人は信頼関係を作るのが上手いということです。

心理学ではこの信頼関係のことをラポールと言います。

もともとはフランス語ですが、心と心が通い合っている状態のことを指します。

人と人がいて、信頼関係が生まれるのは、心と心が通い合っている状態です。

そうした心理的安全性があって初めて心を開いていろいろなことを話し合えるものです。

幸せな人は人間関係の中で、このラポール、信頼関係を持てる人が何人かいます。

ある意味、良好な信頼関係を築いた人が周りにいるだけで、幸せでいられるのではないでしょうか。

ですがこれは一方的に自分の幸せを相手に委ねているものではありません。

3番目のポイントでもあったように、「幸せな人は、自分でコントロールできる範囲で生きて」います。

その中でも自分の幸福を人に委ねずに、その信頼関係の中で、お互いを思いやり、お互いのために何かしたいと思えるような信頼関係を築いていくことが大切です。

この場合、性別も関係ありません。

こうした関係を作っていくためには、繰り返しにはなりますが、相手に寄りかからないことです。

寄りかかり続けてしまうと、相手は重みを感じてしまうので、その関係が長く続いていかなくなってしまいます。

相互の信頼関係なので、お互いを尊重することが大事です。

気の合う人というのはいると思います。その人との関係を信頼関係まで高めていくことです。

一緒に話す時間を作ったり、ご飯を食べたり、どこかに行ったり、その中で何かについて同じ価値観を共有できたら、それが信頼関係の始まりです。

そして相手のために何かできることはないかといつも考えていると、その気持ちも伝わっているはずです。

こうして人間関係が信頼関係に高まっていき、人との良いつながりが自分の幸福感をより深めていきます。

まとめ

さて、幸せな人の習慣や考え方として、7つのポイントをご紹介しました。

1つ目は、「幸せな人は自分が幸せなことを知っている」ということ。

2つ目は、「幸せな人は小さな幸せを見つけるのが上手い」ということ。

3つ目は、「幸せな人は自分でコントロールできる範囲で生きている」ということ。

4つ目は、「幸せな人は会話を上手にコントロールして」いること。

5つ目は、「幸せな人は夢や目標、願望自分がワクワクする体験をイメージしている」こと。

6つ目は、「幸せな人は生活にリズムがある」こと。

そして最後の7番目は、「幸せな人は信頼関係を作るのが上手い」ということです。

ぜひ以上の共通点を、できるところから取り入れて実践し、今よりもちょっと幸せを感じられるような人生を送っていきましょう。

また、今とても幸せを感じられている方は、この幸せが長く続くように、今回のポイントを折に触れて、振り返るようにしていきましょう。

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