この記事は、昨今増えるリモートワークによるストレスとの向き合い方についてまとめています。
リモートワーク、テレワーク、ステイホームの生産性を高めたい方、ぜひご一読ください。
リモートワークの限界もあるよね…
リモートワークが増える?
現在、多くの人が行なっているリモートワークは、今後も増えることが予測されます。
徐々に「新しい日常」に慣れてきているものの、今後も油断は禁物です。
日々、状況が変わる中で、柔軟に環境の変化に対応していくことが求められています。
だいぶ慣れてきたかな〜
これからも「働き方」は変わっていくでしょう。
プチうつが流行ってる!?
さらに、「うつ症状」を発症される人、または「プチうつ」も増えています。
原因としては、以下が考えられます。
- 環境の急激な変化
- 経済的困窮
- 人とのつながりの減少
- 不要不急の外出制限によるストレス
- 先の見えない不安
- 健康への不安
- 身近な人を失う恐怖
ソーシャルディスタンスを取らなければならない今、それがストレス要因にもなっているようです。
「プチうつ」は気づかないことも多いので、注意が必要です。
リモートワークの心身への影響
これらは、会社への出勤をひかえる、いわゆるリモートワーク(テレワーク)のデメリットでもあります。
リモートワークによる心身への影響は、決して軽んじることなく、対処しなければならない問題と認識するべきでしょう。
リモートワークの心身への影響を以下にまとめています。
運動不足
リモートワークでは、出勤の必要がないため、圧倒的に運動不足になります。
通常、出勤では平均400キロカロリーを消費しています。ところが、自宅で仕事をしている場合、消費カロリーは、50キロカロリーです。
同じ食生活をしている場合には、いわゆる「コロナ太り」になっています。
コミュニケーション不足
リモートワークでも、様々なアプリの進化によって、必要なコミュニケーションは取れるようになってきています。また、様々な福利厚生のリモート版も出てきています。
しかし、人と人が一緒にいてできる、何気ない会話、相談、雑談ー。これらによってなされていた「心のつながり」は、画面を通じては、十分には伝わりません。
その結果、メンタル面のケアが十分ではなく、さらに会社側もそのことに気が付かず、心身を病んでしまう場合があります。
公私の区別がしにくい
出勤をしていれば、仕事は基本的に会社で終わらせて、自宅でプライベートな時間を大切にすることが普通でした。
しかし、自宅で仕事をし始めて、この時間の線引きが難しく、結局、一日中「仕事とコネクテッド状態」になり、常に仕事が頭から離れない状況に追い込まれることがあります。
実質、サービス残業になり、「働き方改革」が全面的に見直される必要が生じています。
リモートワークのメリット
一方で、自宅で仕事をすることのメリットもあります。
- 満員電車の通勤がなくなった
- 家族といる時間が長くなった
- ペットの世話をできるようになった
- 必要な仕事と、そうでない仕事が区別できた
- 場所にとらわれずに、仕事ができるようになった
自宅にいることで、今まで見失っていた部分に気づくことがあるようです。
それぞれに、メリットやデメリットを感じている点があるかと思いますが、大切なことは、メリットは享受しつつ、デメリットもしっかりと認識し、対策を講じる必要があるということです。
リモートワークのストレス解消法
以上のような、デメリットから生じるストレスを解消するためには、以下の方法があります。
個人としてストレス解消の努力をしつつ、全社的に取り組むことも推奨されます。
基本的な出退勤に準じる時間管理をする
リモートワークといっても、個人としては自由に仕事ができるというメリットを享受していたとしても、会社側はきちんと業務がなされているか不安です。
そのためには、これまでの出退勤時間を基準とした、時間管理を導入することが推奨されます。
個人としても、公私の区別が付きにくくなる仕事スタイルとなりますので、会社と双方に相談して、生活スタイルと仕事スタイルを両立させた、「新しい出退勤スタイル」を作ることです。
定期的な運動を導入する
会社に出勤している場合、通勤時間だけではなく、社内の移動やコミュニケーションのために体を動かします。
しかし、自宅がオフィスのように広い家は、そうありません。そして、業務時間の中で、体を動かす機会は大幅に少なくなります。
こうした状態が長く続くと、血流の低下、肥満、高血圧、内臓疲労など、様々な病気のリスクが生じ、結果的に会社としての健康管理の問題が発生します。
ですので、自宅での勤務時間を定めたら、その中に定期的に体を動かすことを容認する必要があります。
できれば、15分に一度は、立ったり座ったりすること。また、自宅やデスクでも軽い運動ができる方法がありますので、こうした指導をすることが求められます。
業務以外の「おしゃべり」時間を設ける
また、勤務時間内において、小グループに分かれて、業務内容以外のことを話したり、チャットができる時間を設けることも、社内のストレスマネジメントとして有効です。
人は、話すことで、心に溜め込んでいるものを発散させています。
会社によっては、専属の心理カウンセラーを配置していることもありますが、その前に、社内の連帯によって、お互いに解消できる道を探ることも大切でしょう。
マインドフルネスを取り入れる
マインドフルネスは、「ストレス低減法」と言われ、現在、国内外の多くの企業が取り入れています。
結果として、「ストレスが軽くなった」「悩みがなくなった」というものだけではなく、「人間として成長できた」「自分の欠点を受け入れることができた」「自分の長所を認識した」「会社の立場で考えることができた」「新しい商品のアイデアが湧いた」など、生産性を飛躍的に向上させます。
マインドフルネスと似ているのは「瞑想」と言い、海外企業ではこちらを取り入れている企業が多くなっていますが、マインドフルネス、瞑想、これらの時間を取ることで、会社と離れた一人の時間を有効に活用して、自己認識の向上に役立つことができるでしょう。
マインドフルネスについては、下記の記事も参考にしてください。
おわりに
リモートワークによるストレスの原因と解消方法について、まとめました。
基本のマインドフルネスについては、下記のような動画を実践することで、新たな視点を得ることでしょう。
ぜひ、活用いただきたいと思います。